鍵っ子卒業と非公開のメリットデメリット

ちょっと事情があってTwitterをしばらく鍵付き(非公開)運用してました。
で、鍵付きのメリットとデメリットを体感したので、自分メモ。
(あくまで私の体感値で個人差あると思います)

メリット

自分のツイートを読める人をコントロールできる

これは鍵をかける人みんなそうだと思うんですけど、自分が認識している人しか自分のツイートを読んでいない安心感。これを得たいがためにみんな鍵をかけるんですよね。ブロックだとツイートは読めちゃいますもんね。
個人的には、クローズドコミュニケーションはmixiFacebookのほうが作り的に向いてるとは思います。(コミュニケーションのイメージとして、FBやmixiは知人のホームパーティ、Twitterは大広間での立食パーティという印象です。)
あと私みたいに誰にフォローされてるかもう自分が把握していない場合はあんまり意味がない気がします。
読まれたくない特定の人がいる、という場合は、鍵をかけてからブロックすれば読まれる心配がなくなるので有効だとは思います。

デメリット

自分をフォローしていない人とコミュニケーションが取れない

これが一番痛かったです。元々話しかけてもリプライを返すか返さないかは相手次第なんですが、認識すらされないというのはコミュニケーションの発生確率0。話しかけても声が相手に届かない。これはさみしいです。世界が広がって行かない。Twitterの大きな利点を捨てている気がしました。

せっかくのオフラインの出会いをオンラインとその後に繋げにくい

例えばイベントで知り合った人にTwitterのIDを聞いて、見に行ったら鍵付きでした。という時、フォロー申請しますか?私はちょっと躊躇します。
『鍵付きという事は、この人クローズドなつながりが好きなのかな』と感じると思うし、一回会っただけの人にフォロー申請まではなかなかしない、そこまでのモチベーションは持てないと思う。

Twitterを始めてからたくさんの人と知り合ってきましたが、自分の体感として、交友関係が築かれるのってオンオフ合わせて3回の接触がカギだと感じていて。例えば『Twitterで知り合って、リアルで会って、そのあとTwitterでまた交流して』とか、『リアルのイベントで会って、Twitterでフォローして発言見ていて、でまた飲み会で会って』とか。鍵付きだと、その流れが鍵なしの時よりもずっと発生しにくくなりました。それってとてももったいない事だなーと。

フォローしていない友達に読んでもらえない

「うわ、この人Tweet多すぎ」「今グチ多いみたいでちょっと…」みたいな理由で、一時的に知り合いのフォローを外す事って誰にでもあると思います。私も始めた当時は、他の人の実況ポストでタイムラインが埋まってしまったので外したりしました。自分の流速が追いついてからまたフォローしたりして。
そういう『今フォローするのはちょっと躊躇するけど、でも知り合いとしては時々読みたい』という友達が私のTLを追いにくくなりました。いちいち申請して外してを繰り返すのって、ねえ…本人がいいよって言っても、気が引けちゃいますよね。
鍵をかける事で、こちらのアウトプットスタイルに合わさせるか全く見えなくするかの二択を強いるというか…フォローもアンフォローもROMもOKな、Twitterの良さであるゆるさを殺してしまう感じがしました。まあ、Facebookもありますけど。

Twitter絡みのキャンペーンとかの応募に差し支えある

元々商業的な目的で何かと引換にユーザにつぶやかせるのって、いわゆるwhuffieを失う行為だと思うし基本的には好きではないのですが、それでも中には好意を持てるキャンペーンがあったりして、そういうのの応募に差支えが出るのがちょっと困りました。(具体的には、ニンジャスレイヤーの人気投票w、Rarejobの「こういうツイートが読みたい」公募、Panasonicのダイエットモニター)
向こうも呟いてもらう事で広告効果を見込んでいるだろうし、だから鍵付きに参加してもらっても…というのは当然ありますよね。
まあこれは些細なデメリットですけど…


で、メリットとデメリットを比較して、そもそも鍵をかける事になった事情を考慮しても、それでもデメリットのほうが大きいので、今日鍵を外しました。
元々実写クラスタですし、鍵をかけるのって性に合わなくって。
もちろんこれは私の価値観で、鍵付きの方がいい人も当然いますし、それは人それぞれだと思います。
自分がこのWebサービスを通したコミュニケーションに何を求めていて、どういうポリシーを持っているか。それによりますよね。大事な事はメリットとデメリットを把握して、自分のポリシーに照らし合わせて、自分の行動を決める事だと思っています。