日本人として、英語で説明する事が多い話題(3)ちょっと難しい事その1

こんにちは、くみです。

前回からすっかり時間が経ってしまってすみません…
今回は”日本人として英語で説明する話題”として、『ちょっと難しい事』を書こうと思います。

目次

 前回:日本人として、英語で説明する事が多い話題(2)説明できたら楽しい事 - @kum_i log

 

今回書く内容ですが、現地の人や他の旅行者と旅行中にちょっと知り合うだけならば、おそらくここまで話す事はそんなに多くないんじゃないかなとは思います。

ちょっと長めの滞在で何回も顔を合わせたり、一緒に飲みに行って話が盛り上がったり、接する機会が増えて色々話す中で、お互いの持っている価値観や偏見(バイアス)の違いが見えてきます。

日本人同士でも考え方や価値観は異なりますし、なので当然意見も異なりますが、『日本人として見られる中でこういう話題を話す機会があった』という実例を挙げていきたいと思います。

あれですね、難しい話題を外国語で説明しようとするのは脳みそのいいエクササイズになりますね!

難しいというのは、何ていうか…繊細な話題があったりするので、話しづらいという意味も込めています(´∇`;) 意見を話す中で対立したりすることもありました。(「いや何で日本人は何も知らないって決めつけるの?」って怒ったりとか…)
父親から「お前はお母さんと同じで、心は弱いのに気が強いからなあ…」と言われてなるほどと思った事があるのですが、確かに私メンタルは豆腐なんですが変なところで折れないんですよね…心は弱いのに気が強い…将棋で言ったら香車的なポジションなんでしょうか…

日本人の宗教観

以前のはてなブックマークコメントでも頂きましたが、やはり宗教の話は出てきますね。日本人同士ではあまり出ない話題なので、最初のうちは何をどこまでどう話したらいいか戸惑いました。
宗教に真摯な人が少なくないので、「いや〜特定の宗教には入ってないんだよね」で会話が終わると、こちらの価値観として間違ってないとはいえなんとなく気まずいです。
自分はどういう考えを持っているか、予め整理しておくといいのかも。

私の考え

私は『日本人(というか私個人?)は、特定の宗教は意識していないけど信心深い(Most Japanese have no paticular religion but are devout.)』と考えています。これをいうと多分相手の顔は『?』ってなるんだろうけど(信じる対象がないのに信心深いって何それってなりますよね)、私個人の実感としてはしっくり来るんですよね。
食事の前に手を合わせるとか、『来た時よりも美しく』の精神とか。そういうのが生活ににじみ出ていたら何となく伝わるかなあ。

あと、特定の宗教がある人は宗教が善い行いの原動力になっていると考えていたりするので(神様が行いを見ているというやつでしょうか)無宗教=悪い事をするやつみたいに思われる可能性もあるなあと思って
Japanese think that if we do good things then good things may come back.(日本人はいい事をしたらいい事が返ってくると考えているよ)
とか
I believe good will makes the world better, not related to paticular religion though.(私は善意が世界を良くすると信じてる、それは特定の宗教に関連してはないんだけど)
とか説明したりしています。

仏教と神道

最初のうちは、『日本の宗教は仏教と神道』とかつらっと言っていたんですが、海外でちゃんと宗教を持っている人たちを見ると何だかそういうふうに言い難く…。
私自身が『自分の宗教は仏教と神道』なんて認識したことないですもんね。生活行事として神社やお寺に行ったりはしていましたけど、宗教という認識はないよなあ。

また、漠然と神道=アニミズム というイメージでいたのですが、調べるとそうとも言えないようで…戦前の国家宗教としての神道の性質も知らないので、これはちゃんと調べないと迂闊に説明できないなあと思ったりしています。

はてブのコメントにもありましたが、タイやミャンマーは上座部仏教で中国や日本は大乗仏教というのは社会科で習いましたけど、実際何がどう違うのか?は熟知しているわけでもなく…
そもそも上座部仏教や大乗仏教は英語でなんというのだろう…*1というところから始まるので、私の知識ではちゃんと説明するのは難しそうです…。このあたり宗教家の方にお任せしてもいいですか…?日本の仏教も宗派の違いとかまで把握していないですし(;´Д`)
いざとなったら英語版Wikipediaだ!(ゝω・)v

今の私が説明できる範囲としたら、

  • 「昔日本は中国から仏教を輸入した」
    (Long time ago, Japan imported Buddhism from China かな?昔話でよく出てくるOnce upon a timeを使ってもいいのかもしれない)
  • 「仏教とは別に日本古来の宗教もあるけど、それは今は宗教というより倫理や文化に近いポジションで日本人の生活に息づいている」
    (Japanese has traditional religion, Shinto, aside from Buddhism, but we recognize it as ethic or culture, not religion.)
  • 「基本的に多神教の考え方で特定の唯一神があるわけではなく、全てのものに魂が宿っていると意識していて自然物も大事にしている」
    (We don't have particular God, we believe everything in nature should be respected, everything has it's own spirit. )

みたいなところでしょうか…
(口語だと結構いい加減に言えちゃうので、文章にすると緊張しますね…)

日本の宗教行事(お盆とかお葬式とか初詣とか)はちゃんと英語で説明できたほうがいいかもしれないですね…ううがんばろう

 

▼確かこれに日本の行事を英語でどう説明するかの例が載っていたような…

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▼これにも行事とか文化とか(正月・節分・ひな祭り…)色々載っていた。あと調理法(ゆがくとかとろ火で煮るとか)を英語で何と言うかとか味の表現とか、そういうちょっとした『日本語ではよく使っているけど、そういえば英語でどういうんだろう』というような事がたくさん載っていて面白かったです。買ったのもう15年前になるんだなあ…

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そういえば某Kあんさんと宗教の話をしていた時に、『仏教の過激派はニート・引きこもりになる』という結論に達したのはちょっと面白かったです。

Free Thinker?

ブックマークコメントで頂いたid:youcunさんの

以前海外の方に信仰する宗教のこと訊かれたことあるんですが、帰国子女の上司からはFreeThinkerと答えることを勧められましたね(無神論者をそのまま英語にすると強い言葉になる、らしく)

というのはとても勉強になりました。ありがとうございます!

FreeThinkerをぐぐると”Freethought”というWikipediaのページが出てきました。

Freethought or free thought is a philosophical viewpoint which holds that positions regarding truth should be formed on the basis of logic, reason, and empiricism, rather than authority, tradition, or other dogmas. 

Freethought - Wikipedia, the free encyclopedia

 大意は『"freethought"(またはfree thought)は、真理は権威や伝統または他の教義よりもロジックや理由や経験(実証)に基づいて形成されるべきである、という哲学的観点』という感じでしょうか。
権威や伝統、教義は今までのコミュニティで培われてきた、ある意味バイアスとも言えるものなので、それよりもロジカルなものが優先されるという考え方は私は好きです。もちろん前者も文化の一端なので、他者のそれは尊重されるべきだとは思うけれど。

このあたりも考える際に参考になりそうですね。

『無神論者をそのまま英語にすると強い言葉になる』というのは、おそらく前者の内容で言う”神が存在しないことを積極的に主張する”という感じで取られてしまって、日本人のイメージする無宗教とは違ったニュアンスで伝わる、ということなんだろうなあ。

 

なんか文章が長くなってきたんですが、もしかしてこれテーマ一つで1エントリ書ける内容だったかもしれません…
ちょっと疲れてきましたが続けます。

今の日本の政治/首相についてどう思うか

すみません先に断っておきますと、私は自分自身はこの話題については他人に自分の考えを語るほどの情報も知見もまだないという自己認識です。

ただ回数は少ないですが、『日本は(日本の首相は)戦争に向かっているのではないか?』という質問をされる事も最近なくはないです。集団的自衛権の事が大きいのかなと思うのですが…

海外メディアで日本の事がどう報道されているかを見たりすると、反応しやすいかもしれません。色んな情報ソースがあるとそれぞれのメディアの偏りが可視化されて、考える材料が増えていいですよね。私ももっと海外の新聞とか読まねば(;´Д`)

池上さんの話は分かりやすいなあ。

日本の話だけじゃなくて、世界で起こっている事(今だと香港の民主化デモかな…)について、概要とそれに対する自分の考えを整理して、それを英語で言えるようにすると知的なやりとりが出来ていいかも。
個人的な経験では、もちろん知的な英語(単語とか言い回しとか)が使えるに越したことはないんですが、表現が幼稚でも言っている事自体が相手の注意を引く内容だったりすると結構知的生命体だと認めてもらえたりします。

日本の勤労意識と労働文化

これはもう持ちネタなんですけど、

I worked from 4 am to 2 am!(朝4時から夜中2時まで働いてたよ!)※実話

とか話すと、Japanese is crazy!とか言われるので楽しいです。(ええー)

ちょっと疲れちゃってその反動で今外国をふらふらしてるの、というと、自分の人生を生きなよ!とみんな言ってくれる。日本人だと「毎日何してるの?」とか「働いてないの?」とかちょっと非難口調で言われる事も多かったりするのですが…
まあ色んな生き方ありますよね。いいか悪いか分かりませんが、パンガン島でふらふらしてる老若男女をたくさん見るので余計にそう思います。他人に迷惑をかけていなければ、人生の夏休みがあってもいいのではないか。

話を戻すと、個人的には長時間労働というのは”自分の仕事”であれば良い仕事をするために寝ないでやっても休みがなくても楽しいし、それはもう個人の自由だと思うんですけど(私も仕事が楽しくて仕方がなくて明け方まで煮詰めても全く苦にならないという時も少なくなかったですし)、
求人をかけて募集した労働者に自分の会社のために長時間の無償残業を恒常的にさせるのはただの搾取だと思うし、既に効率が落ちているのに単に会社や上に忠誠心を示す手段として会社に深夜まで残ったり泊まったりする(そして上はそれを見て喜ぶ)ケースも多く見てきていて、個人の仕事力が世の中を生き抜くために重要になってきている昨今、単純な長時間労働礼賛は何だか無意味だなあ、日本の悪しき文化だなあ、と思っているのですが。これを英語で説明するのは大変そうです…。I don't agree with it (= to work long hours) if it's just for showing loyalty to the company, not for customers or business. みたいな感じだろうか…ううむ…

あとやっぱり休暇は格段に短いようですよね。Long holidayが長くて一週間というと、欧米人にとても同情されます…やつら一ヶ月とか二ヶ月休みをとって、一ヶ月まるごとタイの離島でのんびり過ごすとかしてますからね…!ぐぎぎ

ただ悪いだけでもなくて…、正確に何と言われたか忘れてしまったんですが、Japanese are disciplinedだったかな…?disciplineという単語を言われたのは覚えているのですが、日本人はよく修練・統制されているとか、克己心があるとか、そういういい意味だったと思います、そういう評価を受けることが多いです。

実際海外でも、何かお願いする時やっぱり日本人が想定するアウトプットレベルは高いので(もちろん人によるんですけど…)余計な説明などがいらず助かったりします。

あとこんな離島のビーチにいても、働く中で色々失望することがあっても、私はやっぱり聞かれたらI like working!っていいますね。こんなところが日本人なのかもしれない。仕事をするのは大好き。

 

次回に続きます

ちょっと…長くなってきたので、一旦切って続きはまた書きますね、すみません…宗教の話とかあんまり踏み込まなかったのにそれでもやっぱり長くなる…

続きの予定:
  • 日本の価値観:付和雷同、雰囲気を壊すことを嫌う事について
  • 富の偏在、日本と東南アジアでの物価や収入の格差について
  • 戦争についてどう思うか
  • 捕鯨についてどう思うか

後半のほうがヘビーかも… 捕鯨についてはちょっとケンカになりかけました。

ではでは…

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*1:上座部仏教はTheravada、大乗仏教はMahayanaというそうです。こんなん今調べて初めて知ったわ…

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