フィリピン・カオハガン島に2泊3日で行ってきました

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こんにちは、くみです。
1月22日〜24日まで、セブの近くにあるカオハガン島に行ってきました。
日本人の方がオーナーで、島民の持続可能な生活のため活動されているので聞いたことがある方もいるのではないかと思います。

目次

島を知ったきっかけ

きっかけを思い出せないのですが、確かフィリピンで働くと決めた時にビーチや島に行きたい!と思って、行けそうな島をネットで探していた時に見つけた気がします。

それで日本にいるうちに島のオーナーの崎山さんの著書(『何もなくて豊かな島』)を一冊だけ買って読んでいたのですが、

 

働き始めてからはとてもどこかに泊まりがけで行くなんて余裕はなく、そのうちに突然セブからマニラに転勤になってしまい、全く行くチャンスがないままになっていました。

今回フィリピンを離れるにあたって心残りの一つだったので、現地価格をすでに知っている私には値段が高く感じられるようになってしまっていたのですが(笑)、思いきって行ってきました。 

カオハガンでよかったと感じたこと、3つ

カオハガン島でよかったなあと感じた事で他の場所ではなかった事が3つありました。

1つめはわんこがみんな人好きでフレンドリーだったこと。

2つめは電気も何もない、竹で編まれたロッジがすごくわたし好みで、とってもリラックスできたこと。

3つめはみんなでごはんを食べることがとてもあたたかくて、人間関係を作る上ですごく大事なのだなと気付かされたこと。

1,わんこが人を大好き

1つめは、この写真を見てもらえばわかると思うんですけど、わんこがみんな人を大好きなんです。

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浜辺に座ってたらたたっと寄ってきて、身体をくっつけて寝る。人を見るとぴぴっとしっぽを振って近づいてくる。どうしてこんなに人好きなの?セブでもマニラでもこんな犬たち見かけた事なかった。本当に幸せそう。

いきものって暮らす環境で性格や挙動がこんなに変わるんだなって、実感させられました。
これは犬だけでなく人間もそうなんじゃないかって、幸せであることってすごく大事なことなんじゃないかって、私にもたれかかって気持ちよさそうに眠るわんこを見てしみじみと思いました。

2.天然素材、ワイルドで快適なロッジ

2つめは、私は一番安いロッジというタイプに泊まったのですが、これが初めて見るタイプの部屋で、なんというか超ワイルド。(現地の人と同じ作りということなんですが、村を見た感じではロッジはかなり立派で綺麗だと思います)

 

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全部自然素材で出来ているという事で、床は割竹で編んであって、海からの風が部屋を通り抜ける。窓は全部で3つあるんですが、一番大きな窓はがばっと開く大胆な作りで、開けるとまるで絵画のように海が目の前に広がります。

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部屋の大きな窓から見た景色。

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外観。高床式になっていて、時期によっては部屋の下まで海水が来るそうです。

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ここで靴を脱いで上がっていきます。

季節的にこちら側の海からの風が強かったらしく、大きな窓を開けたら結構寒かったのだけど、それでも風通しの良い部屋が大好きな私は大満足でした。

電気が全くなかったのもよかった。とにかく風通しがいいので、エアコンもファンもいりません。テレビとか電灯のようなものがないのもよかった。夜はランプでとても気持ちが落ち着きました。

携帯電話やWi-Fiルータの充電はモバイルバッテリーを持って行きました。(Globeが普通に通っていたのでネットに繋げました。ネットがないと死んじゃう系ですみません…圏外になれない女…)17時から23時のあいだ母屋で電気が使えるらしく、その時携帯電話の充電もしてもらえるようです。

↓持っていったモバイルバッテリー。13,000mAhと大容量な上にLEDランプもついていて、夜は全く灯りのない島の中で重宝しました。 まさにこういう時ぴったり。

コテージタイプに宿泊されたご夫妻に部屋を見せてもらったのですが、コテージの方はちゃんと壁も普通の家で、電気もあって、なんというか普通に文化的な感じの部屋でした。私はロッジの方が好きかな… 

3.ゲストみんなが集う、暖かな食卓

3つめなのですが、朝昼晩3食、崎山さんとパートナーの順子さん、スタッフの方たち、ゲストの方たちが決まった時間に母屋と呼ばれる場所に集まって、一緒にご飯を食べるんです。これがすごくよかった。なんかしみじみとよかったです。

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ある日の団欒。

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みんなで記念撮影〜!

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わんこも気持ちよさそうに寝ています。人の足元で寝るのがみんな大好き。

 

一緒にご飯を食べて、色々話して、食後ちょっと飲んで団欒して。この時間のおかげで他のゲストの方たちとも仲良くなりやすく距離が縮まって、島での滞在がとても楽しいものになりました。

私は長い間ひとりで生きてきてひとりでごはんを食べることが多かったから、擬似家族というのか、その団欒がすごく心にしみて。これはすごくよい習慣だなと思いました。もしかしたら自由を求める人もいるかもしれないけど、個人的にはずっと続けてほしいなと思いました。

どのゲストとも楽しくお話をさせて頂いたんですけど、なかでも同じ日に来た関東地方にお住まいのご夫婦と、一緒にシュノーケルをさせて頂いたりコテージに招いて頂いて焼酎をごちそうになったりと親しくさせて頂いたのがすごく嬉しかったです。年齢は私の両親と同じくらい。私は実親との縁があまりある方ではないので、なんだか本当のおかあさんが出来た気がしてとても嬉しかったです。

 

そのほか感想

島の人達の中には商売熱心な人とかもいて(まあ日本人や他の観光客がたくさん来るのでどうしてもそうなっちゃうよね…)、あまり素朴な感じの交流はできなかったのだけど、もうちょっと島の人とも話したり一緒に飲んだりしたかったかなあ。でも日本人ゲストというバイアスがあるからなかなか難しいね。

あとゲストがやはり日本人ばかりなので、日本人との交流だけというのはちょっとさみしいなあと思いつつ、日本人にはそれが落ち着くのかもしれない。

でも来ていたゲストの人はみんな素敵で楽しい人ばかりでした。ちょっと驚いたのは、みんな海外経験が豊富な人たちばかりでした。確かに、初めての海外旅行でカオハガンをピンポイントでは選ばないだろうから、まあそうなるのかもしれないね。

 

 

また料金なのですが、既に私はフィリピンで暮らしていてフィリピン値段を知ってしまっているので色んなアクティビティや飲み物の値段をなんとなく日本人価格だなと感じてしまうのですが(もちろん離島なので運ぶコストとかを考えると高くなって当たり前なのだけど。電気が自家発電だからビールを冷やすのも大変だしね)

それを考慮しても、行ってよかったと思うし、もう一度行きたいなあと思います。

 

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ある日の浜辺でのマジックタイム。太陽が島の空間を何とも言えない神秘的な中間色で染めていく。

 

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いやーん、やめて…

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ワイルドだろ〜?(ドラム缶風呂です。追加のアクティビティ、300ペソ)

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島のドーナッツやさん。ひとつ5ペソ(約12円)!

 

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地元の子どもたちと、カオハガンで出来たお母さんと :)

私はあまり自分の顔が好きではないのですが、カオハガンで撮った写真はなんだか自然な笑顔で、初めて自分の写った写真を好きになれそうかも…

 

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ハンモックでゆらゆらしながら読書。足の先には海と空。ピルセンがあれば最高。

今後のこと

セブに帰ってきてからちょっとうたた寝した時にカオハガンの夢を見て、なんだかあそこがすごく気に入ってしまったらしい自分がいて、ちょっと驚きました。

長期滞在したいけど、今の自分にはやっぱりコストの調達が難しいなー。(フィリピンの友達とも一緒に行きたいけど、日本人価格なので私が全て出すというのもちょっと難しい…)

ずっと滞在するためには1日約1万円、年間365万円必要として、ビザの延長コストとか万が一の時の備えとかも考えるとやっぱり年に450万くらいは必要で、もしノマドワークでそれくらい稼げたらカオハガンに泊まりながら暮らせるんじゃないかなんて計算したりして。ネットも繋げられる事だし。

今のところタイの滞在コストを月5万円で考えているので、月38万となるとかなりハードルが上がってしまうのでちょっと夢物語ですけど…。不動産とかの不労所得とかあったらできるのかしら。年金生活の人が羨ましい…

 

うーん。何とか稼げないかな。一年のうち半年とかでもいいよね。

 

 
▼大容量モバイルバッテリー。LEDランプがついていて便利です。